21
8月
THE PARTY vol.13

今年もおかげさまで年に一度のシリーズ、13回目のライブを開催できる運びとなりました。
昨年は還暦イヤーでゲストにもう一人、大学の同期生(ヴァイオリニスト)に参加いただき、
ソロ・デュオ・トリオでお届けしましたが、今年はまた原点のデュオに戻ってプログラムを考えてみました。
同期生との演奏はなんとも言えない幸せな気持ちです。
学生時代を共有し、卒業後にお互いに様々な音楽体験を乗り越え、今この時期に同じ音楽を奏でられる幸せ、
たくさんの同期生がいる中で、なかなかあるようで無い奇跡的なひとときに、感謝の気持ちでいっぱいでした。
またシリーズの心強い共演者、チェロの渡邉さんは中学校の同級生です。
お互い別々の音楽高校に入る前の不思議なご縁で、
卒業時に「3年生を送る会」@九段会館で共演したのが初共演です。
当時私たちは15歳ですから気の遠くなる昔です。
「思えば遠くへきたもんだ」という歌がありましたね。そんな心境です。
さて話は変わりますが、曲を演奏するにあたって音数が多い曲も難しいながら
音数の少ない曲も音色一つ一つの重みが増して難しいですね。
難しいというとネガティヴな言葉かもしれませんが、言い換えるとしたら
「弾きがいがある」になるでしょうか。一音一音の音色を、ああでもないこうでもないと
試行錯誤して練習するひとときはキリがなくて、時間も膨大にかかるのですが、
こんなことに耳を研ぎ澄ますことが自分の仕事であることが、
なんと幸せなことだろうと、ここ数年しみじみと思います。
美しいものを追求することが仕事である・・・気力体力勝負で弱音を吐きそうになりますが、
本当に幸せなことと思います。その幸せがあるからでしょうか、最近は演奏することは
一言でたとえるならば「感謝」の気持ち、そして「祈り」の気持ちに尽きます。
あと何回できるかというシリーズになってまいりましたが、今年も目の前にあるライブに
ベストを尽くしてまいりたいと思います。
ご多用と存じますが、ご来聴賜りましたら幸甚に存じます。
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