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お雛様が終わると…

今年もスタジオでは約２週間、お雛様にお出ましいただきました。飾る時はワクワクと楽しく、しまう時は名残惜しく、そして毎年この季節はあっという間に巡ってまいります。

春といえば、スタジオMAWOは先月２月２２日、おかげさまで３１年目を迎えました。
３０年を越え、新型コロナに始まって、スタジオも思わぬ変化を余儀無くされた１年でした。そんな時、友人が「変化は悪いことではないよ」と励ましてくれました。そうだ！変化はむしろ良いことと捉えればいいのだ！と、その一言に大変勇気付けられました。

お雛様のシーズンが終わると、いよいよ目黒川の桜の季節です。ほんの１５年ほど前までは、目黒川の桜並木は地元民のささやかな楽しみでしたが、気がつくと地方からわざわざお花見客が出るほどの、都内屈指の桜の名所になりました。川沿いの側道は片道通行の車道なのですが、桜の季節はまるで初詣か歩行者天国の様に人また人で溢れかえり、車の出し入れにも不便し、静かな地元が観光客で賑やかに溢れかえることに戸惑いと困惑、また淋しい日々でしたが、これも「変化は悪いことではない」と捉えると、むしろ前向きに元気が出ることに気づきました。また目黒川沿いに次々と名所ができることにより、桜の季節のみならず、通年で人通りの多い場所となりましたが、人が集まるところはエネルギーも集まる場所。パワーのある場所になること。この変化はむしろ良いことなのだと、気持ちも晴れやかな春です。昨年中止となった目黒川沿いの桜のボンボリは、今年に持ち越されました。また来年に持ち越しになるでしょうか？それもまたよし、どちらにしても、楽しみに待ちたいと思います。